2026/2/20 |

スーツの管理方法、虫食い対策

スーツの管理方法、虫食い対策

はじめに

いざ良いスーツや服を着ようと思ったら虫に食われ穴が開いていて残念な思いをした方は多いはず。

しかもよりによってすごく気に入っていた高額な衣類が虫に食われていることの多い事。

虫も高い服と知ってわざと食べているのではないかと本気で腹が立つことがある。

しかし虫が高い服をピンポイントで食べるにもちゃんと理由があるようだ。

今回はスーツや服の管理方法と虫食い対策を紹介する。

高額商品ほど虫に狙われやすい理由

先ほど触れたように、なぜかよりによってすごく気に入っていた高額な衣類ほど虫に食われていることが多いのか。

それには明確な理由があったのだ。

それはウールやカシミア、シルクなど動物性たんぱく質でできている繊維は虫の格好の餌だということ。

しかも質の悪いことに繊維の薄く細かい素材の方が食べやすく餌になるというのだ。

特に湿気がこもりやすく暗いクローゼットの内部は虫にとっては繁殖しやすい環境。

よく久しぶりに冬服のセーターを着てみると一番目立つ首元や胴部分が食われていることが多いのは、虫に取って薄く細かい繊維は「おいしいところ」だった為なのだ。

ウールやカシミヤなどの高級素材は、汗や皮脂、ホコリといったタンパク質汚れが付着すると、虫にとっては“最高のごちそう”になる。

逆に化学繊維でできた衣類のナイロンやポリエステルは被害が少ない傾向にある。

だからこそ、日頃のちょっとした手入れがお気に入りのスーツや衣類の寿命を大きく伸ばすのだ。

管理方法、虫食い対策


まず大前提として最初からクローゼットの中に元々害虫がいることはほとんどない。

ではどこで虫を連れてくるのか。

それは皆さんの想像通り、屋外で衣類に付着した虫がクローゼット等にしまう際にそのまま侵入ケースが大半を占める。


対策① ブラッシング

一番簡単にできる対策としては、屋外から戻りクローゼットにしまう際は必ずブラッシングをすること。

少し手間だと思う方もいるかもしれないがお気に入りの衣類を長く使用したいと思うのであればこまめにブラッシングはしてほしい。

虫は衣類に付着したホコリや皮脂などのタンパク質を含んだ汚れも好むからである。

ブラッシングのコツはまず毛並みの反対方向へ流し、次に毛並みの方向の順で流す。

最後に仕上げで上から下へとブラッシングする。

これだけで日々の簡単な手入れが完結するのでぜひスーツ好きの皆様には習慣にしてもらいたい。

ただしブラシの種類やブラッシング方法が適切でないとかえって痛めてしまう場合もあるので気を付けてほしい。

そんな私は現在、東京駅大丸東京内の東急ハンズで購入したブラシを使用している。

少々お値段はするが毛もしっかりしていて使用する衣類の特性に合わせ馬毛と豚毛が選べる。

今のところ毛が抜けるなどの症状も無く非常に使いやすい商品であり、値段とクオリティーのバランスがとれたおすすめのブラシだ。


対策②クリーニングや洗濯

衣替えなどで長期的にしまう場合はクリーニングにかけるのも対策となる。

そして洗濯できるアイテムについては定期的に洗濯しよう。

衣類は「洗ってしまう」が基本なのである。


対策③クローゼット内の環境整備

クローゼット全体の環境を整えることを意識する。

虫の卵は床のホコリに混ざっていることが多いのだ。

クローゼットの床を掃除機で吸うだけで、虫食いリスクは大幅に下がる。

床こそが重要だ。

そしてクローゼットの中をこまめに掃除して綺麗にするのは大前提として、加えて湿気対策を行うことも重要になってくる。

虫はジメジメとした多湿を好むので、部屋の掃除をする際などに一緒にクローゼット内を換気するだけで空気は変わってくるし、プラス湿気取りを置いたらなおいいだろう。

なお衣類を詰め込みすぎず間隔にゆとりをもった収納を心がけるのも湿気対策としては有効だ。

そしてなによりクローゼットのサイズに合った防虫剤を使用することを強くお勧めする。

防虫剤を使用するときはしっかりと説明を読み、正しい使い方で使用しよう。

たまに防虫剤を入れっぱなしで使用期限が切れていることもあるので要注意である。


対策④スーツカバーをかける

長期的に保管するような場合はスーツカバーをかけることも有効だが、通気性の良いタイプのカバーを選ぶことが大事。

ビニールタイプのカバーだと通気しないため内部に湿気などがこもりやすく逆効果になるケースもあるので注意しよう。

スーツカバーは「保管用」と「持ち運び用」を分けるのが理想だ。

クリーニング店のビニールカバーをそのまま使うのはNG。

先ほども述べた通り、逆に湿気がこもり、虫食いの原因になる。

• 保管用:通気性のある不織布カバー

• 持ち運び用:ナイロンやビニール

この2つを使い分けるだけで、衣類の寿命は大きく変わる。


対策⑤スーツを「休ませる」ことも立派な虫食い対策

意識されている方も多いとは思うが、スーツは連続で着用すると虫食いリスクが上がる。

汗を吸ったまま湿気がこもり、生地が乾ききらない状態が続くためだ。

理想は 2〜3日休ませるローテーションを組むこと。

これだけで虫食いだけでなく、生地の劣化や型崩れも防げるのだ。

日々多忙を極めるビジネスマンにおいては日常で使え、ある程度の耐久性を持つお気に入りのスーツを3着から4着ほど持っていれば安心だろう。


対策⑥ハンガーも虫食い対策になる

おすすめは厚みのある人間の肩の形に近い木製ハンガー。

ここで注意していただきたいことは、どんなハンガーでもいいのではなく「木製のハンガー」であることが重要なのだ

木製ハンガーは当たり前だが素材が木の為、湿気を吸ってくれ、クローゼット内の環境改善にも役立つ。

そして形が良いハンガーは肩付近のシワ防止にもなるので一石二鳥の代物だ。

お気に入りのスーツを手に入れた際にはハンガーにもこだわろう。

まとめ

高級スーツや高級な衣類ほど虫に狙われやすいのは、ウールやカシミヤなどの動物性繊維が虫にとって最高の餌だからだ。

しかし、日頃のちょっとした手入れを習慣にするだけで、虫食いはある程度防ぐことが可能だ。

お気に入りのスーツを長く、美しく、元気に着続けるために、今日からできることを一つずつ取り入れていこう。

ちなみに私は革靴の手入れをしているとき、無になるため趣味とまではいかないが好きな作業のひとつになった。

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