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納骨式の服装マナー|お葬式からお墓参りまで失敗のない装いの規律

納骨式の服装マナー|お葬式からお墓参りまで失敗のない装いの規律

はじめに|無事に自宅へ帰り着くまでの絶対規律

お葬式、結婚式、そして納骨式や法事といった場において、絶対に外してはならない最も大切な鉄則。



これは大切な儀式を無事に全うするための、大前提である。


その上で我々リーダー達は、故人や家族への「敬意」を保ちながらも、マナーを重んじた格式高い装いを整えておかなければならないのだ。




結婚式での服装マナーについて詳しく解説した記事はコチラから。



同時にお墓やお寺の境内へと続く道の多くは、きれいに舗装されておらず、木の根っこが剥き出しになった土の道や、不揃いな石段が多く、「本当にプチ登山のような険しい道」が多々あるのが実情である。



そんな私どもも、東日本大震災によって山の上のお墓が崩れてしまい、現在はお墓自体を平地へと移動させたが、現在でもお墓参りの時期には、塔婆(とうば)を受け取るため、必ず山の上にあるお寺まで登る必要があるのだ。




納骨式やお墓参りには、このような移動が必要になることが多いからこそ、いつもとは違った工夫も必要になってくる。




この記事では、納骨式での役割をしっかりと果たすための具体的な服装マナーと行動規範を、順を追って詳しく解説していく。

時期別の男性の服装マナー

納骨式における服装選びの第一歩は、執り行う儀式の「時期」に合わせて、最適な装いを正しく選び出すことだ。



相手の立場や地域の空気に調和させるため、以下の3つの基準をぜひとも参考にしていただきたい。


お葬式での服装マナーについて詳しく解説した記事はコチラから。

はじめに四十九日を迎えるまでは、お葬式で着用する「喪服」、または「冠婚葬祭用の艶のない礼服」を着用するのが鉄則である。



・喪服の基準: お葬式や法要のために作られたフォーマル専用のブラックスーツを指す。ビジネス用の黒スーツとは異なり、深い黒色で光沢が一切ないのが最大の特徴だ。



・礼服の基準: お葬式だけでなく、結婚式などの慶事も含めた冠婚葬祭全般で着られるフォーマルな服を指す。


ただしお葬式や納骨式で着る場合は、必ず光沢のない、深い黒のものを選び出すこと。

なぜならお祝い用で光沢のある礼服も存在するからである。



・共通の基本マナー: シャツは白無地(ボタンダウンはカジュアルなノイズとなるため不可)、ネクタイ・靴下・ベルトはすべて黒の無地で完璧に統一し、装いを整える。



礼服の詳しい選び方についてはコチラの記事を参考にしていただきたい。

次に、四十九日が明けてから一周忌を迎えるまでの期間に納骨式を行う場合も、基本的にはお葬式と同じ「喪服」や「冠婚葬祭用の艶のない礼服」を着用するのが最も無難な装いとなる。


ただし、身内だけで小さく執執り行う場合は、事前に親族間でしっかりと相談した上で、次の「一周忌以降」と同じような地味な色のスーツに揃えるケースもある。

最後に、案内状に「平服でお越しください」と書かれていた場合、それは普段着やカジュアルな軽装を意味するのではない。



弔事における平服とは、「地味な色のスーツ(濃紺やチャコールグレー)」を指す。



この場合も、シャツは白無地、ネクタイと靴下は黒無地を合わせるのが大人の正しい選択だ。





⚠️ 服装における注意点

ただし、弔事の服装に共通して言える最も重要なポイントは、家族や地域、宗派ごとなどによって細かい違いや独自のルールが存在することが多々あるという点だ。


このような場合は一般的なマナーにこだわるのではなく、事前に家族内や年長者にしっかりと話を聞いて打ち合わせをし、服装を合わせる指示があれば、必ずそれに従って全体の格を揃えることが大事である。



周囲との調和こそが先人への最大の敬意であり、ビジネスの場でも不義理を残さないための行動となるのだ。

革靴の素材選び|ラバーソールをうまく取り入れる

前述の通り、山の上にあるお寺への境内へと続く道は、不揃いな石段や木の根っこが剥き出しになった、まさに「プチ登山」そのものの過酷な環境であることが多々ある。



ここで、底が硬くて滑りやすい普段の革靴を選んでしまうと、まずは自らの身体を危険に晒す、絶対に避けるべき弛みだ。



濡れた石段や土の斜面で足を滑らせて転倒して怪我などをしまっては、ご先祖様への敬意どころではなくなってしまう。




だからこそ、足元には「高いグリップ力を持つラバーソール素材の革靴」を選ぶことを強くおすすめする。




現在はありがたいことに、多くの信頼できる革靴メーカーから、動きやすさを徹底的に追求した上質な革靴が多数展開されている。



また、アシックスやミズノといった、日本のトップスポーツブランドが開発した、スニーカーソールの革靴を選ぶのも非常におすすめだ。




これらのメリットは、外見のビジュアルは少しの隙もない漆黒のフォーマル革靴でありながら、中身の構造や靴底はほぼランニングシューズそのものであるという点だ。


険しい山道であっても、高いクッション性とグリップ力で安全に、かつ装いを正したまま登り切ることができるだろう。

ジャケットマナーと移動時の対策

また険しい山道を登ってお寺の境内に入り、お坊様と直接やり取りをして塔婆(とうば)などを受け取る際、リーダーとして絶対に外してはならないジャケットの着用マナーがある。



山の上への過酷な移動中は、特に夏の猛暑などの時期であれば、熱中症や体力の消耗を防ぐために上着(ジャケット)を脱いで手持ちで歩いても全く構わない。



それは自らの身体を守るための合理的な判断である。




しかし、お寺に到着してお坊様と実際に対面し、挨拶を交わす瞬間、そして読経が始まる儀式の最中には、夏であっても上着(ジャケット)をきちんと着用するのが絶対のマナーだ。




移動の「オフ」と、儀式の「オン」の境界線を自らの所作で完璧に切り替える。


この細部への徹底した配慮こそが、言葉を交わす前から、あなたという人間の信頼の厚さを周囲へ直感させる強力なベースとなる。


夏のジャケットマナーやオンオフの重要性について詳しく解説した記事はコチラから。

最後まで手を抜かない「お墓参りの仕上げ」

そしてお寺での用事を済ませ、お墓へと到着した後は、これまでに整えてきた周辺戦略を具現化し、ご先祖様への敬意を完璧な形にするための「仕上げ」を行う。



まずは、丁寧に運んだ塔婆は、文字の書かれた正面をお参りする側(前面)にまっすぐ向けた状態で丁寧に裏の塔婆立てへと差し込む。



そして、墓石の周りをきれいに整え、持参した清潔な雑巾を使って、隅々まで心を込めて丁寧に拭き上げてからお参りに臨むこと。





そしてお参りが滞りなく終わった後は、お墓にお供えした食べ物や飲み物を、必ずその場ですべて自らの手で回収し、自宅へと持ち帰ることが大切である。



そのまま放置された食べ物は、カラスや野生動物に無残に荒らされ、ご先祖様の大切なお墓を汚す原因になってしまうからだ。



私どものお墓でもお供え物を出すと、人がいようがいまいがあちこちからカアーカアーとカラスが大量に近寄って狙ってくる。




出したものはすべてきれいに持ち帰る。




この最後の最後までクリーン&セーフティの徹底こそが、大人の正しいマナーであるのだ。

事故やトラブルなく「無事に気をつけて帰る」という鉄則

最後にすべての行事に共通するもっとも重く、絶対に守らないといけない事項。




お墓参りが終わり、親族との会合が済んだタイミングは、張り詰めていた緊張が一気に解ける瞬間でもある。



しかし、その帰り道こそが、最も細心の注意を払わなければならないポイントなのだ。



車を運転して自宅へ帰る場合は、決して自らの体力を過信して無理な運転をしてはならない。


こまめにサービスエリア等で休憩を挟み、水分を補給して、居眠り運転や不意の事故という最悪のリスクを完全に先回りして防ぎ切ること。



同行した家族や親族の全員が、何ひとつトラブルを起こすことなく、穏やかで清らかな気持ちのまま「無事に帰ってきたね」と自宅の玄関の戸をまたぐ。



これこそが、ご先祖様や、お世話になったお坊様、そしてその儀式に関わってくれたすべての人々に対して真の礼を尽くすための、最高峰の仕上がりとなるのである。

まとめ

ここまで、時期に応じた正しい礼服の選び方、険しい石段や土の道を安全に踏破するためのラバーソール革靴の選択、ジャケットの規律、そしてお供え物を残さないお墓参りの仕上げまでを詳しく明かしてきた。



冠婚葬祭におけるマナーとは、単にその場をやり過ごすための表面的な作法ではない。



大切な先祖や親族が集まる厳粛な空間において、誰に対しても礼を尽くし、予期せぬ事故や不測の事態から同行する全員の安全を守り抜くという「リーダーとしてのセルフマネジメント」そのものなのだ。



そして全ての行いが滞りなく終わり、張り詰めていた緊張が解ける帰り道こそ、最大の注意を払わなければならない。


車を運転して自宅へ帰る場合は、決して自らの体力を過信せず、こまめに休憩を挟んで居眠り運転や事故のリスクを完全に先回りして防ぎ切ること。




同行した全員が何一つトラブルを起こすことなく、穏やかな気持ちのまま「無事に帰ってきたね」と帰宅するまでが、リーダー達が遂行しなければならない任務なのである。

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