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経営者のブランディング戦略|名前を覚えらえる装いとクロコで印象を残す独自の路線

経営者のブランディング戦略|名前を覚えらえる装いとクロコで印象を残す独自の路線

はじめに|その他大勢に埋もれるな。他人の脳裏に自分の「記号」を刻め

「ビジネススーツは、周囲に馴染む目立たない無難なものが一番安全ではないか」
「外見で目立つのは一過性の見栄のようであり、経営の本質とは少し違うのではないか」



日々の多忙な経営のなかで、そのように周囲との調和を重んじ、無駄な主張を控える選択をすることは、組織を守るリーダーの堅実な判断として十分に理解できるものだ。



しかし、そうした配慮のあまり、その他大勢の中に自ら埋もれにいっているのだとしたら、地方のシビアなビジネスシーンにおいて、少しずつ存在感が忘却の彼方へと追いやられてしまうリスクを孕んでいる。



初対面の方や周囲の人間に、名前や印象をすぐに覚えてもらえないことは、経営者として予期せぬ経営リスクや、大きな機会損失を放置していることに等しいからだ。



地方で圧倒的な貫禄を放ち、「あのどこどこの社長といえば、○○だよね」と1秒で名前を思い出されるリーダーたちには、例外なく、相手の記憶の中に確固たる存在感を残すための『色濃い記号(特徴)』が自然と備わっている。



この記事では、私がこれまでの熾烈な実戦のなかで出会い、深い威厳を放っていた突き抜けたトップたちの実例を明かす。



さらに、私自身がビジネスバッグから小物類、プライベートのセカンドバッグに至るまで、一切のブレなく「クロコダイル革」で統一し、「人から何度もその高潔な印象がある」と言わしめている、徹底的なパーソナルブランディングの規律を公開していく。

その他大勢になるな|相手の脳裏に『色濃い記号』を刻む意味

地方のビジネスシーンにおいて、その他大勢のなかに埋もれてしまうことは、経営者としては避けたい事案だ。


「あのどこどこの社長といえば、○○だよね」、「いつもあの社長が身に付けている○○は、本当にかっこいいよね」



などと、対峙した相手の記憶にこれほど強烈な印象を残しているリーダー達には例外なく、その人独自の特徴、すなわち他人の認知をコントロールするための『色濃い独自の記号(色)』が備わっている。


だが、ここで勘違いしてはならない。


ビジネスの場で目指すべきは主観的な「おしゃれ」ではない。



我々が手に入れるべきは、自らの生き様と完璧に同期し、相手になめられる隙を与えない客観的な自分という「ブランド」なのだ。

私のこれまでの経験からいくと、何年経っても、どれほど時間が流れようとも、その名前と佇まいが色褪せない社長たちが少なからずいらっしゃる。


彼らが放つ威厳は、すべて計算された設計のように他人からの印象をコントロールしているのだ。


ここでは実際に私の印象に深く残っている例をピックアップしてみた。



実例①:荒れ地を駆けるポルシェの社長

どんなドロドロ、凸凹の荒れ地の現場であっても、一切の躊躇なく超高級車であるポルシェに乗って颯爽と現れる社長がいらっしゃった。



打ち合わせを終えると、足元の石ころを豪快に巻き上げながら、水平対向エンジン特有の乾いた音を響かせて去っていく。


その姿はさながら映画の主人公そのものであり、現場の職人から取引先の人間にいたるまで、「あの現場にポルシェで乗り込んでくる豪快な社長」として、その存在を記憶に刻まない者は一人もいなかっただろう。



実例②:どんな過酷な現場にも超高級時計を使い回す社長

重機の操縦や解体作業などの超が付くほど激しい振動、飛び交うホコリ、そしてダラダラと流れ落ちる汗。



そんな、時計にとっては最悪とも言える過酷極まりない現場のなかにおいても、常に一切の妥協なく「超高級時計」を腕に巻いたまま作業に没頭している社長がいらっしゃった。



環境に怯えず、最高の資産を日用品として使い倒すその佇まいには、言葉を超えた圧倒的な格の差が放たれていた。



彼らに共通しているのは、結果と強烈な印象だけを相手の脳裏に深く残し、最後は豪快に去っていくということだ。



まさにその一連の所作と佇まいからは、他者を圧倒する威厳がビンビンに放たれていたのである。

一過性の無理を排せ|「真の自分のモノ」にする規律

ここで絶対に履き違えてはならないのが、これらの色濃い特徴(記号)纏うということは、大きく背伸びをし過ぎた一過性の無理によって成り立つものではないということだ。



成功を引き寄せる「外見の先取り」の記事でも述べたが、自らのレベルを引き上げるための「攻めの無理」は、大いに行うべきである。

 


先に形を手に入れ、その投資を正当化するために死に物狂いで働くプロセスこそが、男を最も猛スピードで成長させるガソリンになるからだ。


しかし、自らの生活を破綻させ、大切な家族までをも負債の渦に巻き込むほどの計画性のない無理は、何物にもならない。



それはただの「無謀な無計画」であり、経営者として最低限備えるべきリスクマネジメントの規律を自ら放棄した証明に他ならない。


そして、ただ単に目立ちたいという承認欲求のために高級車やクロコを買い漁っても、それは衣服や道具に「着られている」だけの成金趣味に成り下がってしまう。


それでは相手に嫌悪感を与え、地方のシビアな社会では一瞬で見透かされてなめられる原因になるのだ。


嫌悪感につながるのと、圧倒的な印象につながるのも本当に紙一重である。

ここで『自分独自の記号を尖らせるなど、一歩間違えれば、ただの痛い目立ちたがり屋として裏で笑われるだけではないか』と思われる方もいらっしゃるとは思うが、私がここで説くのは他人の目を引くための奇抜なコスプレや、安っぽいおしゃれではない。


ではなぜ私が見てきたポルシェの社長や、過酷な現場でも超高級時計をガシガシ使いまわす社長達が、なぜ周囲に嫌みを与えず、ただ純粋に「圧倒的にかっこいい威厳」として機能しているのか。


それは私が思うに理由はただ一つ。




その道具と、自らの生き様やビジネスの実績、そして何より内面にある「覚悟」が100%完全に同期し、『真に自分のモノ』として完全にコントロールしているからである。



もちろん大切に扱うのは当然だが、日々の仕事の中でポルシェが汚れることを恐れず、超高級時計が傷つくことをおそれない。



こういった、自らの器が完全にアイテムよりも上回っているからこそ、すべてのアイテムが自らを他人に覚えさせるための「最強の記号(ブランド)」として、活きるのだ。


せっかく手に入れたアイテムをショーケースの中に入れっぱなしではもったいない。


リーダーたちのアイテムとの付き合い方を詳しく解説した記事はコチラ。

「私といえばクロコ」という不動の記号|小さなカテゴリーを支配し、名前を覚えさせる技術

では、他人の脳裏に強烈な「記号」を刻み込むために、具体的に我々はどう振る舞うべきなのか。


その解答を、私の経験に基づいた現在進行形の実戦を以て解き明かそう。


私は、多くの場合身の回りにどこか数点、必ずクロコダイル(ワニ革)のアイテムを取り入れるという規律を課している。


さらに、TPO的にそれが可能であるならば、持ち歩くバッグに至るまで、完全にクロコで小物類を揃えてしまうのだ。



なおそれは決してビジネスの場の話だけではない。


プライベートで持ち歩くセカンドバッグについても、一切の妥協なくワニ系の革のものを愛用している。





クロコアイテムを上品に活用するための詳しい解説記事は、こちらからどうぞ。

ここまで徹底して素材の格を統一し、習慣として継続していると、周囲の人間はどうなるか。


結果として、「あの人といえば、クロコだよね」という唯一無二の不動の印象(記号)を、相手の記憶のなかに完全に植え付けることができているのだ。



実際、私はこれまでに周囲の人たちから、「村田さんといえば常にクロコの印象がある」という言葉を何度も、直接言われてきた。


これが、他人の認知のコントロールに成功している何よりの証明である。


何も、大きなカテゴリーで目立つ必要などない。



「自分といえば○○である」という、たとえどんなに小さな領域でもいいので、自らの特徴と印象を完全に尖らせて、確固たるものにする。


それだけで、全国の悩める経営者やリーダーたちのなかから頭一つ抜きんでて、「名前を覚えられる特別な存在」へと昇華できるのだ。

まとめ|自分ならでは記号を纏え

・埋もれる装いは印象に残らない:「あの社長といえば○○」と言われる独自の特徴(記号)が人々に強烈な印象を与える。


・小さなカテゴリーを完全に支配せよ:どんな小さな領域でもいいので、印象を確固たるものにすることが、他人に1秒で名前を覚えさせる技術。


・一過性の無理は一瞬で見透かされる:承認欲求のための大きすぎる背伸びは見透かされる。道具の格を上回る「器」を持て。


私が目撃した突き抜けた社長たち、そして私自身がクロコのバッグや小物で印象をコントロールしているように、完璧に自分のモノになったアイテムは、相手の記憶と態度をこちらの意志で変える絶対的な力を持つ。


自分といえば○○、という小さなカテゴリーでいい。

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